実践会のメンバーはみな同じ悩みを抱えていたのです。つまり 志望校の偏差値と子供の実力のギャップ です。ここが重要です。
ちょうど 6 年生の初夏の話です。
娘は優等生が集まると定評のある『S塾』の入塾試験をお試しで受験してみたのです。さっそく不合格という結果が出てきた具合が悪くなったことをはっきり覚えています。入塾試験の結果に振り回されることはないのですが、当時はまだそのことに気がついていませんでした。
それから自分の大学受験当時の記憶をよみがえらせ、さらに東大の合格体験記を読み漁りました。ある本に
『現役生なら夏の模試で偏差値がD判定でも、合格している受験生がかなりいる』
ということが書かれていました。そのときハッと気がついたのです。
そうなのです。受験の最終目的は志望校の入学試験に合格することです。模擬試験の偏差値を上げることではないのです。ところが 目先の偏差値を上げようとするからあせり、不安になり 、補修コースの申し込みをして 無駄なお金と精神的な負担を背負うことになる のです。志望校に照準を合わせる。この単純な公式に気がついてから偏差値という魔物の壁をスーと通り抜けたような気がしてきたのです。
それから志望校対策という合格戦略のまさに背骨の部分のノウハウ を作り上げることに真剣に取り組み、その結果大きな成果を上げることが出来たのです。そのノウハウを武器にして、ついに桜蔭中、渋谷幕張、巣鴨中の合格に成功しました。それを体系化して東大志望の高校生や中学受験生に実際に使ってもらったのです。その結果東大文 Ⅱ 、武蔵中をはじめ 06 年には首都圏はじめ関西や中部の難関中学にも合格者を出すことが出来ました。
合格への近道とは、 志望校の過去の出題傾向を知り尽くし、そこから出題分野を予測して絞り込む。絞り込んだ分野は何が出題されても解けるように訓練する この一連のプロセスなのです。

